いちょうブログBLOG

アニサキス症

はせがわクリニック院長 長谷川俊之です。
開院して以来、内視鏡検査は胃カメラ・大腸カメラを含めて200名近くの方に受けて頂き
特に大腸カメラを受けられた方から、辛くなかったよと笑顔で帰られる方が増えています。
 
当院では、当日お問い合わせのあった胃カメラにも可能な限り対応しており
急な胃痛で受診された方も、当日の胃カメラを行っています。
そのためか、ここ最近アニサキス症の方の内視鏡的除去が続いてありました。
 
アニサキスという寄生虫の名前を聞いたことがある方は多いと思います。
もともと、サバやサケ、アジやイカ等の魚介類の内臓に寄生しており
それらの魚介類を生のまま食べると、このアニサキス幼虫が人の胃壁などに食らいついて胃痛を引き起こします。
典型的な経過としては、夕食に生魚を食べて、深夜0時過ぎ頃から間欠的(出たり消えたりする)な強い胃痛が発生します。
翌朝、痛みを訴えて医療機関に受診されるパターンが多いです。
人体の中でアニサキスは1週間程度で死滅しますが、それまで痛みが続くケースもあります。
胃カメラを使ってアニサキスを除去すれば痛みはすぐに消失します。
 
厚生労働省のホームページによるとここ数年の統計でも発生件数は増加傾向で
特に9月10月ごろに増える傾向があります。
アニサキスを防ぐために大切な点は
①サバ等の生魚を食酢に付けてもアニサキスは死なないこと
②2日間冷凍もしくは70℃以上の加熱で死滅すること
これらの点を踏まえて料理することが大切と思います。
 
はせがわクリニックでは、当日の胃カメラ検査も可能な限り対応しています。
まずは気軽にお電話下さい。
 

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