ピロリ菌感染を診断する方法は、採血検査（抗体検査）・内視鏡検査（迅速ウレアーゼ試験）・尿検査（抗体検査）・便検査（抗原検査）・呼気テスト（尿素呼気試験）があり、名古屋市天白区のはせがわクリニックではこれらすべての検査が可能です。その中でも特に呼気テストは最も精度が高く簡単に行える検査で、当院には専用機器（POC one）を導入しており、その場で正確な結果をご説明出来ます。呼気テストは、お電話で予約して頂き朝食を食べずに受診してください。
検診等で慢性胃炎やピロリ菌陽性を指摘された方、除菌後の判定を行っていないかも知れない方等、お気軽にご相談ください。

• 尿素呼気試験
  （呼気検査）

  

  空腹の状態で青い袋に息を吹き込んで呼気を採取したあと、検査用の薬を服用し、一定時間経過後に再度呼気を採取します。
  採取した2回分の呼気を、専用検査機器にて調べることで、たった数分でピロリ菌の有無がその場で分かります。事前準備は検査当日の食事制限のみで、薬を服用して息を吐くだけで行える簡単な検査なので、身体の負担が少なく短時間で精度の高い検査が行えます。

• 迅速ウレアーゼ試験
  （内視鏡検査）

  

  内視鏡検査で胃粘膜から採取した組織をヘリコチェックの試薬につけて試薬の色の変化で確認します。
  ピロリ菌がもつウレアーゼという尿素を分解する性質により、専用の黄色い溶液につけるとピンク色に変色するので、その場でピロリ菌の有無が確認いただけます。
  また、当院ではより正確な検査結果提供するために、2箇所の胃粘膜を採取して検査を行います。

• 血中抗体測定
  （血液検査）

  

  血液を採取して血液中のピロリ菌に対する抗体の有無をチェックします。
  当院では、胃癌のリスクを予測するABC検診としても血中抗体測定を行います。ピロリ菌の除菌判定には使用できません。

• 尿中抗体測定
  （尿検査）

  

  尿を採取して、尿の中のピロリ菌に対する抗体が高値であればピロリ菌に感染してる可能性が高いです。
  ピロリ菌抗体低下には時間がかかるため、除菌判定には使用できません。

• 便中抗原測定
  （便検査）

  

  便を採取して便の中のピロリ菌に対する抗体の有無をチェックします。
  非侵襲的で信頼性の高い検査ですが、便を採取する手間や検査結果に数日ほどがかります。

患者様一人ひとりに最適な検査方法を、
臨床の場で判断して検査をおこなっています。
激しい胃炎や胃潰瘍および胃癌の方には、
1種類だけでなく2種類の検査を組み合わせて、より的確な診断を行います。